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植物

成り年(なりどし)のドングリたち

 早春の森の中で春をさがしながら歩いていると、いたるところにドングリが落ちているのに気づきます。いくら注意していてもふんづけてしまうほどです。条件の良いところに落ちたドングリはもう根がでて、春のめぶきに向けて少しずつ準備をしています。
 さて、森に育つコナラは毎年ドングリをつけると思われがちですが、実は周期的に豊作と不作を繰り返します。特に昨年のように豊作の年を「成り年」と呼んでいます。
  どうしてこのような周期ができるのでしょうか?一つは気象条件等によってたくさんドングリをならせてしまい使ったエネルギーの回復をはかるために一休みしていると考えられます。また、ドングリを食べる野生生物が増えすぎないように、意図的にドングリの数をコントロールして子孫を残す方法をあみ出したのかも知れませんね。  いずれにしても、この芽生えの準備をするドングリたちをみながら、将来は様々な生き物の命をはぐくむ木になってほしいと思います。

 ※里山の雑木林を代表するコナラは当所の催しで炭材やシイタケの原木にするなど有効に活用しています。コナラは切られても切り株から「ひこばえ」が発生しやすく、その習性を理解して計画的に利用しています。平成25年2月28日

 

 

(写真:コナラのどんぐり)